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西部校

西部校【公開講座】住民自治によるまちづくりの視点 ~孤独死ゼロへの大山自治会の挑戦~

掲載日 : 2024-10-08
現在、日本には約30万の自治会・町内会があると言われています(※)。
その中で「日本一の自治会」と称される自治会があります。
それが東京都立川市にある大山(おおやま)自治会です。
その自治会の会長を15年間務め「日本一」と称されるまでに育てたのが佐藤良子さんです。

くにびき学園公開講座の講師として、今回佐藤さんにお越しいただき、なぜ自治会長をすることになったのか、どのような自治会活動を行い、日本一と称されるに至ったか、などをお話していただきました。
かつて日本ではどこにでもあった“向こう三軒両隣”という考え方。
1999年に自治会長に就任した佐藤さんはこの考え方を基本に、大山自治会を改革。
会長就任5年目に「孤独死ゼロ」を達成し、その後もゼロを維持されているそうです。

住民が必要とするものを提供し、困っていることを解決する--
このことをコツコツと積み重ねていった結果、「日本一の自治会」と称されるようになりました。
「自治会活動がしっかりしているから」という理由で引っ越してくる方もいる、というのも納得です。

島根からみれば東京は大都会ですが、そんな都会の自治会で“向こう三軒両隣”を住民と一緒になって再構築したというお話は、私たちに希望を与えてくれる内容でした。



~~~参加者からの感想~~~

・これまでに何度も町内会長をしました。住み続けたい地域づくりを頑張りたいと思いました。

・学園生ではありませんが、聴講の機会を与えていただき感謝いたします。"向こう三軒両隣"……今の時代だからこそ大切な考え方、実践だと思いました。

・私も女性のリーダーです。やりにくいこともたくさんあります。でも自分ができる範囲で頑張っています。先生のような元気な女性でいたいと思いました。



くにびき学園(公開講座のアーカイブページ)

(※)地域コミュニティに関する研究会「地域コミュニティに関する報告書」

(1)講師を務めていただいた佐藤良子さん

(2)当日は県内13会場をオンラインでつないで開催しました

(3)「着物の帯で小物をリメイクする活動」で住民の方がつくったペンケース。自治会のコミュニティビジネスの一環としてイベントなどで販売し、自治会の自主財源にされているそうです

(4)本会場(いわみーる)にて記念撮影