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西部校

西部校【30期|前期課程】よその孫もうちの孫!地域ぐるみで子どもを育てる(振り返り)/共に生きる!島根で暮らす外国の方々への理解(事前学習)

掲載日 : 2022-03-01
学習領域『地域を知る』の一つ、『よその孫もうちの孫!地域ぐるみで子どもを育てる』では事前学習、事例学習に取り組んできました。
この日は振り返りです。事前学習、事例学習で学んだことをふまえ、「現在の、自分と子ども(孫)との関わり」「地域の大人が子どもたちのためにできること」について、考えました。
グループに分かれて自由に意見交換し、出た意見をまとめ、話し合った内容を発表。
・小学校の読み聞かせボランティアとして子どもに関わっている人。
・子ども食堂のボランティアに参加している人。
・山間地に住んでいるので、孫たちに自然に触れてもらっているという人。
・近所の母子家庭の生活のサポートをしている人。
・子と孫が県外にいて、コロナ禍でなかなか会えない人。
普段、家族の子や孫に会えず、地域ぐるみの子育てって何?という学園生も、この講義を通して、地域との関わり方のヒントが得られたのではないでしょうか。
授業アンケートには、
「子供達のことについてあまり考えていなかったので、今、地域におかれている子供の様子を今一度考えなおして私にできることをやってみたいと思います」
との感想がありました。

2時限目は“多文化共生”をテーマに、『島根で暮らす外国の方々への理解』を深めるための連続講義がスタート。
講師は、しまね国際センター西部支所の佐々木和美氏に務めていただきました。
日本で働く外国人の方たちが、私たちの暮らしの中にある「便利なもの」を支えている実態や、県内で暮らす外国人の方々の事例なども踏まえながら、多文化共生について理解を深めました。
講義の中で、外国人支援活動を行っている団体が制作した紙芝居を観ました。
登場人物の外国人女性が
「社会とのつながりがなく孤独を感じたり悩みを抱えている」
状況にある、という一面が描かれています。
この状況は、言葉も文化も習慣も異なる国に来た外国の方たちだけでなく、生まれた時から日本で暮らす日本人の中にもおられます。
相手の立場に立ち、相手の気持ちに寄り添い、相手のために行動する--テーマは“多文化共生”ですが、外国人や日本人という区別ではなく、一人の人間として接するという基本的で大切な姿勢を考えさせられる講義でした。
講義の後半には、益田市内で外国人地域サポーターのボランティアをしている学園卒業生に事例発表をしていただきました。
くにびき学園のテーマ別学習の一環で取り組んだことで、卒業後も益田市内に住む外国の方々の支援に取り組むことになり、その活動を通じて感じていること、楽しみや喜びなどをお話いただきました。
在校生の今後の学習に大いに参考になったと思います。

(1)卒業生が育てているお花を飾りました。

(2)1時限目の発表のようす。

(3)2時限目のようす。紙芝居は学園生と事務局、講師の3人で。

(4)2時限目の後半は、学園卒業生に来ていただき、地域での実際の活動についてお話していただきました。