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西部校

西部校【30期|前期課程】身の丈にあった住民活動と持続可能な地域~美郷町の山くじらの事例から~(現地学習)

掲載日 : 2021-11-16
くにびき学園前期課程(1年目)の“地域を知る”事前学習⇒現地学習⇒振り返りの現地学習として、美郷町に行ってきました。

午前中は、同町吾郷地区の集会所をお借りして、地元の婦人会の方からお話を伺いました。
最初に、おおち山くじらブランドのこれまでの取り組み(歴史)をまとめた紙芝居を鑑賞しました。
また、地元の女性グループ『青空クラフト』が製作しているイノシシ革の製品を展示販売していただいたり、「普段のゆっくりとした雰囲気を感じてほしい」ということでお茶もいただきました。
その後、婦人会代表の安田氏から、おおち山くじらブランドと婦人会の活動の歴史や活動について、お話していただきました。
安田氏のお話を聞いた学園生はみな感心しきり。
学園生の中には、地域の婦人会が数年前に解散したところもあり、婦人会を継続するコツを質問したところ、安田氏からは、
「まずは、やれることからやってみて、あとは楽しむこと」
と、とてもシンプルな回答をいただき、学園生は深く頷いていました。
身の丈にあった、持続可能な地域活動の秘訣かもしれません。

昼食をはさんで午後からは、『100歳になっても楽しめる畑づくり』をコンセプトに、地域の婦人会で管理している“実験圃場”に移動。
美郷町で長年獣害対策を指導されている井上氏から、獣害対策の基本的な考え方をお聞きし、その後婦人会の方から圃場の説明を受けました。
30期生は山間地で野菜や果樹を育てている方も多く、育て方や獣害対策について熱心に質問をしていました。
美郷町での現地学習はあっと言う間に終了。
次回は事前学習、現地学習で学んだことを自分や地域の事に置き換えながらの『振り返り講義』です。

(1)『青空クラフト』が製作しているイノシシ革製品を展示販売していただきました

(2)おおち山くじらの紙芝居を鑑賞

(3)講義の合間のお茶タイム。隣の机では、イノシシ革製品を実際につくっておられました

(4)婦人会代表者から“身の丈にあった活動”についてお話を伺いました

(5)井上氏から、獣害対策の考え方について、お話を伺いました

(6)婦人会の皆さんが管理している『実験圃場』を見せていただきました