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西部校

西部校あいサポーター研修/【事前学習】郷に入っても自分らしく? 島根で暮らす外国の方々

掲載日 : 2021-03-05
今日の西部校は春の雨。ここ数日は少し暖かい日が続き、本格的な春の到来を感じます。

午前中は『あいサポーター研修』を実施し、講師は浜田市社会福祉協議会の田邨真紀夫氏にお願いしました。
あいサポーターとは、「(1)あいサポートバッジ」を身につけ、(2)障がいの特性や必要な配慮などを理解して、障がいのある方を手助けする方々」のことです(島根県ホームページより引用)。
平成21年に鳥取県が始めた取り組みで、現在では中国5県のほか、全国の8県14市6町でもあいサポート運動が実施されています。
特別な技術などを習得して支援するのではなく、日常生活の中で障がいのある方が困っているときなどに、
ちょっとした手助けを行えるような、誰もが暮らしやすい地域社会(共生社会)をみんなでつくっていく運動です。

午後からは、『郷に入っても自分らしく? 島根で暮らす外国の方々』と題して、
“多文化共生”をテーマにした学習が始まり、今日は事前学習でした。
講師は、しまね国際センター西部支所の佐々木和美氏に務めていただきました。
日本で働く外国人材が私たちの暮らしの中にある「便利なもの」を支えている実態や、
県内で暮らす外国人の方々の事例なども踏まえながら、多文化共生について理解を深めました。
途中、東京を拠点に外国人支援活動を行っている団体が制作した紙芝居を観ました。
とても分かりやすい内容で、学園生のみなさんは紙芝居に見入っていました。

午前の講義と午後の講義に共通していたのは、『他者への理解』でした。
障がいを持っている方や、日本で暮らす外国人の方が、どんな状況にあって、どんなことに困っているか。
まずは知るところから始めて、どのような支援ができるか、考えるキッカケになったのではないでしょうか。

(参考)
あいサポーター
https://www.fukushi-shimane.or.jp/social/ai-support.html

しまね国際センター
https://www.sic-info.org/

紙芝居「となりのママは外国人!?」
https://pinatmitaka.wixsite.com/pinat/tonarinomama

身の回りのものには、視覚障がい者の方に配慮されたデザインがあります。牛乳パックにも秘密が……。

あいサポーター研修の最後には、簡単な手話も練習しました。

「島根県内に暮らす外国人は何人いるでしょう?」という講師からの質問。統計をみると、年々増加しています。

紙芝居は、学園生と講師と事務局で声をあてました。

ここ数日、県内では新型コロナウイルスの感染者ゼロが続いていますが、対策は怠ることなく実施しています。