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西部校

西部校【振り返り】みんなで取り組む地域自主防災/大切な人を守る基礎救急法

掲載日 : 2021-01-29
昨夜から島根県の天気は大荒れ。気温が下がり、風はとても強い一日でした。

今日は防災の連続講義の最終回です。
講師は引き続き、林繁幸氏に務めていただきました。
今日のテーマは『自主防災組織』について。
自主防災組織とは「住民の隣保協同の精神に基づく自発的な防災組織」のことです(災害対策基本法第2条の2第2号)。
自主防災組織の原理原則やつくる手順、自主防災体制が必要な理由など、様々な観点から学びました。
先週までの事前学習と実習も踏まえ、学園生からは
「地域の自主防災隊員でありながら、今までは他人事で済ませていたが、今後は積極的に取り組みたい」
「災害の経験がないので、今回の講義はとてもためになった」
といった感想が寄せられました。
災害は忘れたころにやってきます。
今回学習したことをぜひ地域に持ち帰って、話していただければと思います。

午後からは、『大切な人を守る基礎救急法』の講義でした。
浜田市消防本部警防課の方に講師としてお越しいただき、
心肺蘇生法とAED(自動体外式除細動器)について学びました。
練習用の人形を使って、「倒れている人を発見」したところから、順を追いながら体験しました。
「主人と二人で暮らしていて、どちらかが倒れた時は、一人で対応するのは難しいのでは?」
と現実的な質問がありました。
「とにかく助けを呼ぶことが大切。そのためには、日頃から隣近所とコミュニケーションをとって、『共助』が機能するご近所づきあいも重要です」
と回答していただきました。
この『共助』の考え方は、午前中の講義でも出てきました。
「いざという時……」この点では救急も防災もその場の対応だけでなく、“地域の力”が必要であることに気づかされました。
受講した学園生からは、
「やり方、使い方を一度体験しているか、いないかで、緊急時に対応できるかの違いがあると思うので、体験できて有意義だった」
といったコメントを数多くいただきました。

午後の1枚。

実際に地域の自主防災組織に所属している学園生もいて、質疑の時間には活発に意見や質問が出ました。

心肺蘇生法で重要な「呼吸の確認」。見逃しやすい「死線期呼吸」を実際に見せていただきました。

胸骨圧迫(心臓マッサージ)は思った以上に強く押す必要があったようで、30秒ほどやると「きつい~」という声が……。

練習用AEDで使い方を体験。