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西部校

西部校【32期|前期課程】足が…腰が…膝が…目が…耳が……(12月の学園の様子)

掲載日 : 2024-01-04
寄る年波には……という言葉がつい出そうになりますが、最近ではアンチエイジングという言葉も浸透し、いかに健康で若々しく歳を重ねるか、ということに注目が集まっています。
とは言っても、長年酷使してきた我が体。調子の悪い箇所の一つや二つはあるかもしれません。

さて、くにびき学園西部校の学習拠点・いわみーる(浜田市野原町)には、『島根県西部視聴覚障害者情報センター』という団体が入居しています。
https://www.bd-iwami.org/

今年もこちらに講義を依頼し、座学や体験を交えて『障がい』について学びました。
体験学習では、手引き歩行、白杖の使い方、点字と点訳を実際にやってみました。
また、同センターが運営する点字図書館や聴覚障害者情報ライブラリーも見学しました。

今、世界的には障がいを「社会モデル」で考えることが主流になりつつあります。これは、障がいやそれに伴う不利益・困難の原因は、障がいのない人を前提につくられた社会に原因があるという考え方です。

かつては、目が見えない、足が動かせないといった個人の心身機能が、障がいや不利益・困難の原因であるという「医学モデル」の考え方が一般的でした。

加齢による足腰や視聴覚の不調は、ともすると障がいと切り離して……医学モデルで……考えてしまうかもしれません。
この講義を通して、障がいを「個人の心身機能」の問題だけでなく、「社会の側にも障がいを生み出す原因があるのでは?」ということを考えるキッカケにしていただけたのではないかと思います。

【今月の講義等】
5日 住み慣れた地域で最期まで暮らすために【演習】/もしも目が不自由になったら…を体験する1
12日 知っていますか? 視聴覚障害者情報センターのこと/学生自主活動
19日 笑顔から始まるコミュニケーション/もしも目が不自由になったら…を体験する2

(1) 手引き歩行体験の様子。

(2) 白杖の使用体験の様子。「まっすぐ歩くのも難しい!」と学園生。

(3) 点訳も体験しました。