東部校富士登山70歳の挑戦
掲載日 : 2024-08-29
二水会(くにびき学園26期陶芸科) 糸賀輝穂
毎週土曜日は、午前8時に朝食をとりながらNHKラジオで石丸謙二郎の山カフェを聴いている。その中で富士山の話題があり、一度富士山に登ってみたいと思っていた。周りの人たちに富士登山経験者はわずかしかいない。また、富士登山についてはニュースでも、弾丸登山、入山料金、遭難死亡等たびたび取り上げられていた。そんな時、旅行会社の新聞チラシに「ゆとりの富士登山」があり、オンラインによる説明会を申し込んだ。8月5日は人間ドックの予定があったので、8月6日からの登山を考えていたら、8月6日は定員に達し申し込みは受け付けないとのことであった。あわてて7月30日出発を申し込んだ。
朝一の米子発のANAに乗り、羽田空港の集合場所へ行くと、富士登山ツアー人数は23人(男12、女11)で最高齢は73歳の男性2人だった。
一日目は、羽田からバスで中央道、スバルラインを通り、山梨県吉田口5合目へ行った。雨降りで雨具を着て登山を開始した。ガイドは高山病にならないようにゆっくり、ゆっくり歩き、だるいなーと思うほどだった。富士山では登山者とすれ違ったり追い抜いたりしたときに誰も挨拶をしない。外国人が多いせいもあるのか、山では声掛けするものだと思っていたのでちょっと違和感があった。2時間半ほど歩き7合目の山小屋に着いて宿泊をした。山小屋は、水のない生活でびっくり。500ccのペットボトルが500円、歯磨きも買ったペットボトルの水を使うように言われ、いい加減になる。トイレは、1回200円。寝室はなく80cm程の寝床スペースに寝袋があるだけ。
二日目は、4時起きで稲荷すし3個の朝食をとる。4時40分出発、曇りで御来光は見えず。七合目から5時間かけて山頂へ登る。空気が薄いせいなのか、ゆっくりでも少し登り歩くと心臓の脈拍が早くなり、かなりのしんどさを感じる。山頂での昼食は山小屋でもらったレトルトパック赤飯。豚汁1杯1,000円。トイレは300円。それから1時間半かけてお鉢巡りをした。高山病で、頭痛、食欲不振、吐くひとが数人いて、山頂まで登ったのが19人、お鉢巡りまでしたのは16人であった。その後、下山を始めたが、下山道は小石の坂道で歩きにくく、私は遅くていつもビリ。見かねたガイドがストック2本を貸してくれた。ストックを使ったら人並みの速さで下り降りることができた。八合目の山小屋に着いて宿泊した。夕ご飯はカレーライス。
三日目は4時半出発。朝食は途中休憩でレトルト五目飯と水。晴れていて下山途中に御来光を拝むことができた。3時間半かけて5合目まで下った。そのあとバスで温泉に行き、三日ぶりの風呂で疲れをいやし、羽田へ。肩、腰、腿、膝、右足の親指の爪が痛く、体はガタガタである。今思えば、限界ギリギリの登山であった。

御来光

日本最高峰富士山剣峰/3776m

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