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東部校【32期】大人の遠足(古くて新しい奥出雲)

掲載日 : 2023-10-31

10月31日、32期生は大人の遠足で奥出雲に出かけました。
まず向かったのは、奥出雲たたらと刀剣館。
スタッフの佐伯さんから丁寧に説明していただき、もともと興味があって知っている方も、初めてで知らないことばかりという方も、じっくり鑑賞されていました。
製鉄に必要な木の伐採が計画的にされていたことなど、今のSDGsを思わせるような方法を昔の人は既にやっていたと聞き、感心するとともに
「そういうことは誰が指示していたんですか?」と質問する方もありました。

午後は、ダムの見える牧場を訪れました。
代表の大石さんから、牧場を始められた経緯や、牧場で取り入れている放牧、乳牛の種類などいろいろな話を伺いました。
放牧で牛が草を食べてくれるので人間が草刈りをしなくても牧場の景観が保てることや、牛舎の敷き草をたい肥として活用されていることなど、10年間試行錯誤しながらやってこられたことを聞きました。
バターづくり体験では、牛乳の入ったボトルを交代しながら振り続けると、液体の中に固まりの部分ができて、バターのでき上がりです。お好みで塩をつけて、トーストに乗せていただきました。
牛乳も飲ませていただき、バターとともに
「濃い!」「おいしい!」と堪能する皆さんでした。

牧場の周りの山(竹林)の管理については、奥出雲山村塾の面代(おもじろ)さんから、焼き畑を取り入れておられることを聞きました。
こちらも9年間試行錯誤しながらやっておられるそうで、焼いた後は思っていたものと違うものが生えてきたりすると言いながらも楽しそうにお話しくださいました。
実際に生えてきたというクサギも見せていただき、あまり知られていない植物だけど、草木染をされる方には知られていることなどを伺いました。

この日は天候に恵まれたこともあり、出産したばかりのホルスタイン1頭を除いて牛たちは全頭外に出ていて会えずじまいかと思いましたが、ブラウンスイスという種類の牛たちが山から下りてきてくれたので、最後にえさやり体験もしました。
おとなしい種類の上に、まだ2歳くらいまでの仔牛ということもあり、なごやかで楽しいひとときとなりました。