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東部校

東部校【32期】災害ボランティア

掲載日 : 2023-01-17
1月17日は「災害ボランティア」をテーマに、日野ボランティア・ネットワーク代表の山下弘彦さんを講師にお招きしました。
日野さんは、22年前の鳥取県西部地震を機に結成された同ネットワークにおいて、町内だけでなく県外でも被災地支援・復興支援や防災活動の支援などに取り組んでおられます。

この日は、特に「災害時の支援は、被災した地域支援・住民支援」という視点でお話しいただきました。
災害が起こっても誰もが助かるためにはどうしたらいいか、誰もが元のような暮らしを取り戻せるためにはどうしたらいいか、ということを突き詰めていくと「普段の取り組みをどのようにしたらいいか」ということにつながることや、甚大な被害を受けた家屋や道路などに目がいきがちですが、被災された方がどんなことに困っておられるかを見ることや、甚大ではなくても被災された方がおられることへの意識の大切さをお話しいただきました。
また、災害ボランティア活動は幅広いので、住宅の復旧支援だけでなく、話し相手や子どもの見守りなどもあり、誰もが何かしらできることがあるということも伺いました。
偶然ですが、この日は1995年に阪神淡路大震災が起こった日で「ボランティア元年」とも言われており、住民同士や地元を超えた助け合い・支え合いの始まりとなったことなども考える時間となりました。

学園生の感想です。
●幸いにも身近に災害ボランティアの経験はないが、今なら何らかの形でお手伝いできることもある気がする。まずは近所に目を向けることからかと思う。人の気持ちに寄り添う大切さ。色々な考えの方がおられることを忘れない。
●災害が起きた時、自分の安全を保ちながら、他の方のお手伝いができるようにする。自分が何ができるか?考えてみたい。何かできますと声に出せるようにする。
●とても大事な話でした。普段からのふれあいが大事ですね。私の自治会でも災害マップを渡し、助け合いの話がありました。最後に「命が一番大事ですよ‼」と話されたことが印象に残ってます。

※1月24日は出雲市において災害ボランティア(現地学習)を行う予定でしたが、大雪のため中止としました。