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東部校【園芸29クラブ】活動報告 総会開催、野路山山桜の地を訪れて

掲載日 : 2022-04-28
4月12日(火)午前、園芸29クラブは、いきいきプラザ島根園芸室にて総会を行いました。
12月の集まり以来、4か月ぶりに顔を合わせることができました。
昨年度に実施を中止した活動もたくさんありましたが、今年もできる限り顔を合わせて、
このコロナ禍を元気に乗り切りたいと思います。

会議終了後、希望者により安来市の野路山山桜の地に出かけました。
ここは、最近、新聞やテレビでも山桜の開花を紹介されていましたが、いきいきプラザ島根から
15キロ程先の野呂山(通称)の中にあります。
山桜の植樹に深く関わってこられた当会の会員のご家族が、先般、病気のため亡くなられました。
その後、この事業に関わった18名の方の名前を刻んだ石碑を地元で建立されました。
私たちもその方にミニ門松づくりなど竹の調達で在園の時からお世話になっていたので、花見と併せて見学に出かけました。

山道に入っていくと駐車場があり、山の木々が開けて一面の高い山桜の木々が植わっていました。
51アールに260本が植樹してあるそうです。
例年なら、すでに散って葉桜になっている頃なのに、ちょうど花吹雪が風に舞い、鳥のさえずりも聞こえて
山中で別世界の様相を呈していました。
ソメイヨシノのような派手さはないものの、むしろ山桜は山中に静かに溶け込んでたたずんでいます。
コテージ風の建物も建てられ、今までの様子を写真で伝えていました。
年月をかけて、地域の方だけでここを作ってこられたのに驚かされました。
ここに来る山道にもコンクリートが敷かれ、車で入りやすくするために環境整備して来られたことがわかります。
駐車場の傍に看板があり、「みどり」と命名された桜の木がありました。
中心となってここを作ってこられた方の先立たれた奥様の名前をとったのだそうです。
この山桜の里を作られた方々の「地域の人々のために」という共同体意識と大きなボランティア精神を感じずには
いられませんでした。
ここは昔、タバコ栽培をしていた場所だそうです。
私たちの親世代は戦後何もないところから苦労して生活を築いてきましたが、ここはこの地域の方々が互いを思いやりながら
生活してきたその思いが宿る場所なのでしょう。
長年この山桜の地を造って来られた方々に敬意と感謝の思いを伝えたいと思います。
逝去された会員のご家族を偲び、毎年、山桜が咲き続けることを願って・・・。

あしひきの山桜戸を開け置きて我が待つ君を誰れか留むる(万葉集)

(報告 佐藤るり子)