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東部校

東部校【現地学習】老人クラブ活動の実際

掲載日 : 2021-04-20
「老人クラブ活動の実際」の2週目、4月20日は、実際に活動をされている方からお話を伺いました。

まず、松江市美保関町片江地区の「ボランティアグループせんだん会」から澁谷俊弘会長率いるグループの
皆さんにお越しいただきました。
同地区では、日常生活に不便を感じておられる方々のために以前からボランティアで支援をされていたそうですが、
平成19年に片江地区老人クラブ連合会を始めとした複数の地域団体で、せんだん会を立ち上げられました。
月1回開催する「せんだんカフェ」では、ケーキセットのほか、手作り弁当や海産物・手作り雑貨なども併せて販売し、
大変にぎわうそうです。
参加される方に少しでも楽しんでもらいたいと、カフェだけでなく日頃手に入りにくい物品販売を取り入れるなど、
工夫を重ねてこられたことや、地元の小学校と連携し、授業の一環としてカフェの運営に小学生が関わる取り組みを
されていることも聞かせていただきました。
新型コロナウイルス禍で実際のカフェの様子を見学させていただくことはかないませんでしたが、
「自分たちの地域は自分たちの手で」「目をかけ、声をかけ、心をかけ、実践活動する」という熱い思いを
伺うことができました。

続いて安来市へ出かけ、安来市高齢者クラブ連合会の安達紘二会長や高木浩副会長から、活動の特徴である「ふれあい農園」の
運営についてお話しいただき、畑の見学もさせてもらいました。
農園では桃やぶどうなどの果樹を栽培し、収穫した果実は文化祭などで販売していることや、剪定や草取り、収穫など一連の
作業は会員がボランティアで行っていることなどを聞かせていただきました。
このような作業を通じて会員の生きがい・健康づくりにつなげるとともに、地域の子ども達との交流の場としても活用されて
いること、売上は必要経費を差し引いて同連合会の会計に繰り入れており、貴重な自主財源となっていることも伺いました。
学園生からは「街中ではなかなかできない。場所があればやってみたい」「退職しても地域で頑張っている人がいることが
わかった。」「活動的、積極的な人がたくさんおられて、すばらしいと思った。」などの感想が聞かれました。

「ボランティアグループせんだん会」の皆さん。地元愛にあふれるおそろいのポロシャツで来てくださいました。

せんだんカフェに参加した小学生から、お礼の手紙が届いたり、つながりが続くそうです。

安来市高齢者クラブ連合会会長の安達紘二さんの講義

同会副会長の高木浩さんの講義

ふれあい農園で、安達会長さんから説明を受けました。

ふれあい農園見学の様子

ふれあい農園見学の様子