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東部校

東部校森林保全の大切さを次世代へ(事前学習)/男女の出会いを支援するしまね縁結びサポートセンター

掲載日 : 2021-03-12
寒暖差が激しいこの頃ですが、少しずつ春めいてきたことを感じます。
3月に入り森林保全をテーマにした3回シリーズの講義が始まり、3月2日は事前学習を行いました。
講師はNPO法人もりふれ倶楽部の野田真幹さんです。
同法人では、森林保全や里山保全についての普及啓発活動、森林ボランティア活動、里山生活者の支援活動を
3本柱として県内全域で活動されています。
島根県の面積のおよそ80%が森林で、全国4位の森林率を誇っていると説明がありました。
また、森林の持つ保水性(樹木の根っ子がしっかり地面を握りしめ、土砂災害の事前防止となっている)や、
根っ子がしっかりと地面を握りしめるには樹木同士の間隔を空ける(間伐の必要がある)こと、森林は県民に
とって身近な存在であること…などなど、翌週の現地学習に向けてポイントをお話しいただきました。

2時限目は「男女の出会いを支援するしまね縁結びサポートセンター」として、同センター浜田センターの所長
さんからお話を伺いました。
行政が結婚支援を行うこととなった背景や、全国的に同じ状況であることなど、具体的なデータを示しながら
詳しく教えていただきました。
また、センターの事業のうち、縁結びボランティア「はぴこ(はっぴぃこーでぃねーたー)」と有料会員制結婚
支援システム「しまコ(しまねコンピューターマッチング)」の2つについても説明がありました。
興味深かったのは、成婚組数を比較すると、近代的なコンピューターシステムである「しまコ」よりも、
昔ながらの人のつながりを大事にした「はぴこ」の方に軍配が上がるということでした。

1時限目、2時限目ともに、島根県の抱えている課題に気付かされる講義でした。
本学園OBの中には、もりふれ倶楽部の活動に参加している方や、はぴことしてボランティア活動をしている方が
おられます。
現役生の皆さんにも、少しでも「じぶんごと」として捉えてもらえる機会となったかと思います。

森林保全の大切さを次世代へ

森から遠ざかる島根のこどもたち。学校への出前講座にも力を入れておられます。

縁結び支援「はぴこ」と「しまコ」について

縁結び支援「はぴこ」と「しまコ」について