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東部校

東部校多文化共生について(振り返り)/あいサポート研修

掲載日 : 2021-01-28
1月26日の1時限目は「多文化共生」の最終、振り返りを行いました。
しまね国際センターの仙田武司さんから「前回までを振り返り、多文化共生の意義について
考える」というテーマでお話がありました。

前回の外国人ゲストさんとの交流について、学園生からは次のような感想や意見が発表されました。
自国を離れて日本に来て勉強しようという強い熱意に感心した。
日本の治安の良さなどがすごいと言われ、自分たちが当たり前と思っていることについて考える
機会になった。
「うなぎ」がなかなか伝わらなかったが、ゲストさんがスマホで探してくれて、「うなぎは好き。
でも高い。」など話が広がった。
日本語がなかなか伝わりにくかったが、食べ物に関する話題は伝わりやすかった。
交流ができたのはとてもよかった。また機会を設けてほしい。

その後、仙田さんからアドバイスがありました。
英語など共通言語がわかっていれば使ってもよい。
言葉だけに頼らず身ぶり手ぶりを加えると伝わるし、スマホなどを使うのもよい。

仙田さんからは、外国人ゲストさんたちの反応も伺いました。
4~5人の日本人グループにゲストが1人だけ入るというのは、気にならなかった。
日本人と交流する機会はあまりないので、とてもよかった。
すごく緊張していて、思っていることのほんの一部しか話せなかった。
日本語の勉強をもっと頑張ろうと思った。

今回の「多文化共生」は継続して学んだり体験したいという学園生の声が多かったです。
コロナ禍で難しいところはありますが、多文化共生に関わるイベントやボランティア活動の紹介など、
講義以外での関わりも含めて、学園として皆さんの学習や活動を応援していきたいと思います。

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2時限目は「あいサポート研修」を行い、特定非営利活動法人松江あけぼの会の仲井直美さんに
お話しいただきました。
「あいサポート運動」とは「障がいのことを知ってもらいたい、理解してもらいたい、障がいの
ある方と共に生きるサポーターになってもらいたい」として鳥取県から始まったもので、本県でも
平成23年度からこの運動を推進しています。

本県では県民の約10人に1人は何らかの障がいがあることになるなど、現状について伺った後、
障がいの特性やサポートの留意点などをまとめたDVDの中から、いくつかの障がいについて見せて
いただきました。
仲井さんは精神保健福祉士としてお勤めされているほか、要約筆記者としても活動しておられるので、
聴覚障がいや精神障がいなどについて取り上げてもらい、DVDで学習しました。
DVDには当事者の方やその家族なども出演されていて、実際を知ることができました。
最後に、筆談ゲームを体験しました。
2人ずつ組んで相手の好きなスポーツを筆談だけで当てるというもので、「何のスポーツが好きですか」
など直接的な質問はできないルールで、学園スタッフも学園生と組んでやってみました。
外でやるスポーツですか→体育館でします→ボールを使いますか→小さな球です→卓球ですか→正解
というように筆談だけで絞り込んでいきました。
実際は直接的に質問した方が早いとは思いますが、筆談でコミュニケーションが取れるという体験は
学園生に好評でした。
1時限目の多文化共生も2時限目のあいサポート研修も、相手のことを知り理解し共に生きるという
点では、共通の学びとなった1日でした。

1時限目の様子

外国人ゲストさんとの交流について数人で意見交換

外国人ゲストさんとの交流について数人で意見交換

外国人ゲストさんとの交流について数人で意見交換

意見交換したことなどを発表しました

2時限目の様子

2時限目の様子

筆談ゲームの体験