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東部校

東部校日本語で大丈夫!外国人の皆さんと話してみよう!

掲載日 : 2021-01-26
1月19日は、多文化共生の講義2週目でした。
1時限目は、しまね国際センターの仙田武司さんから、外国人と日本語で
コミュニケーションするコツなどを学び、2時限目では外国人の方をゲスト
としてお招きして交流する時間を持ちました。

外国人の方とのコミュニケーションというと英語を考えがちですが、
島根県で暮らす外国人のうち、約90%の方が英語以外を使う国の出身です。
そして、日本に来る前に日本語を勉強してきたり、暮らしの中で日本語を
習得されていて、むしろ「やさしい日本語」の方がわかりやすいそうです。
私たちが普段使いがちな日本語を「やさしい日本語」にするには下記の
ようなポイントがあり、教えていただきながら言い換えに挑戦しました。
一文を短くする。 「ですます」調にする。
敬語を少なくする。 漢語は和語にする。

2時限目では、ベトナム、バングラデシュ、インド、ベナンから7人の外国
人の方にゲストとして来ていただきました。
4~5人ずつの学園生のグループに、外国人ゲストさんに1人ずつ入ってもらい、
「やさしい日本語」でコミュニケーションをしてみました。
お題を設けたコミュニケーションタイムを1回20分×2回行い、1回目は「共通
点探しゲーム」、2回目はフリートークで行いました。
ゲストさんは1回ごとに別のグループに入ってもらいました。
共通点探しゲームは、グループで全員が同じという共通点を探すもので、
1人目「私は犬が好きです」→2人目「私も犬が好きです」と続いて、全員
同じ答えになればいいのですが、2人目以降で「私は猫が好きです(犬は好き
ではない)」という人がいると、また違う共通点を探していくのです。
多いグループでは13もの共通点を探すことができていました。
フリートークでは、ゲストさんの国の暮らしや食べ物、日本(島根県)での
暮らし(食べ物、仕事、勉強など)などについて話が進んでいました。

ゲストさんは留学生や技能実習生などで全員20代、学園生は60代以上。
また、ゲストさんは日本に来て数ヶ月の方から1年くらいの方まで様々で、
聞き取れて話せる日本語も様々。
ゲストさんも学園生も、初対面で年齢差もありますが、伝えよう、聞き取ろ
うと一生懸命な様子でした。
熱が入るあまり、「ですます」調を忘れて話しかけてしまう学園生もいまし
たが、伝えたいことが通じると歓声が上がったり、かなり盛り上がりました。

仙田さん、ゲストの皆さん、通訳スタッフさん、大変お世話になりました。
ありがとうございました!

「やさしい日本語」のコツを学びました。

2~3人で「やさしい日本語」の言い換えを考えました。

「やさしい日本語」を考え中。意外と難しい…。

コミュニケーションタイム。

コミュニケーションタイム。

コミュニケーションタイム。

コミュニケーションタイム。

コミュニケーションタイム。

コミュニケーションタイム。

コミュニケーションタイム。

学園生が小学校教育の支援でカンボジアを訪問したときの写真などを展示してくれました。