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東部校

東部校【34期|前期】身の丈にあった住民活動と持続可能な地域づくり~美郷町の山くじらの事例から

掲載日 : 2024-10-29
34期生の10月テーマは「地域づくりの実際」です、事前学習、現地学習、振り返りを1セットとし3週連続で講義を行っていただきました。
講師は、美郷町役場美郷バレー課の安田 亮さんにお願いしました。

1週目の事前学習では、獣害対策への取り組みと捕獲した鳥獣の資源利活用についての説明のほか、住民活動と持続可能な地域づくりの取り組みについて講義いただきました。
2週目は現地学習で、美郷町を訪問し直接、現地の雰囲気を感じながら貴重なお話を伺いました。
まず、井上雅央さんから、獣害被害を防ぐための畑の作り方等の説明を、実際に防止策の工夫が施された畑で詳しく伺いました。
集会所では、安田さん、井上さんを囲み、美郷町の獣害対策や住民の活動についての貴重なお話などを伺ったり、意見交換を行いました。
お二人ともユーモアを交えながら気さくに話してくださり、短いながらも充実した学習となりました。
おおち山くじら(いのしし)や、みさともみじ(鹿)の皮革製品を作成されている「青空クラフト」の皆さんからもお話を伺ったり、作業風景を見学させていただきました。
学園生の感想です。
「無理のない、続けていける地域づくりの考え方、住民による住民のための地域づくりというコンセプトが具現化されていて、すばらしいと思いました」
「5年、10年先の事を心配するより、現状がどうしたらもっと良くなるのかを考えていく事が大切。自分に置き換えてみると反省し、考え方を変える必要があるのかも。」

3週目の振り返りでは、獣害対策を共有する町村の力の呼び込み、町の新たな力に変えていくための取り組み「美郷バレー構想」について講義していただきました。
今回の講義では、何事にも個人の参加意欲を引き出すことが重要であることを教わりました。

【今月の講義】
15日 認知症予防のすゝめ/笑顔からはじまるコミュニケーション
22日 身の丈にあった住民活動と持続可能な地域づくり~美郷町の山くじらの事例から(事前学習)/あいサポート研修
29日 身の丈にあった住民活動と持続可能な地域づくり~美郷町の山くじらの事例から(現地学習)
11月5日 身の丈にあった住民活動と持続可能な地域づくり~美郷町の山くじらの事例から(振り返り)/学生自主活動

事前レクチャーから始まります。

獣害被害を防ぐ工夫がされた畑で詳しい説明を受けました。

里山を散策。

里山につくられた山の学校(丸太の椅子です)。

集会所に戻ってさらに深いお話を伺いました。

青空クラフトさんの作業風景

青空クラフトさんの説明に聞き入る学園生

皮革製品の見学と販売風景