東部校【33期】何ができる?災害ボランティア(1月の学園の様子)
掲載日 : 2024-02-29
前期課程の学園生は、1~2月に2回に分けて「災害ボランティア」について学習しました。
1月19日は事前学習を行い、出雲市総合ボランティアセンター長の石橋健一さんからは、県内で毎年起きている大雨災害後のボランティア活動や、この1月に発生した能登半島地震の被災地支援の現状を伺いました。
また、ボランティアグループ「ビリッキーノ」の井上曜子さんは、熊本県の豪雨災害の支援をされたお話を聞かせてくださいました。
2月2 日には現地学習として同センターを訪問しました。
「土砂などの撤去と運搬」「被災後の対応と清掃準備」「床下の土砂撤去とブラッシング」の3つの体験プログラムを3班に分かれて交互に体験しました。
「土砂などの撤去と運搬」では、屋外で実際に土のう作りを体験し、適度な土の量や一輪車への積み方などのポイントや、作業の際は周囲に注意を払う担当者がいるとよいことを学びました。
「被災後の対応と清掃準備」では、畳を上げたり、室内に養生シートを貼る体験をしました。古い家屋では床下の木材が弱くなっているので注意することや、洋室のみの住宅は日本家屋とは手順が異なることも説明していただきました。
「床下の土砂撤去とブラッシング」では、縁台のような台を床に見立てて、ヘルメットやヘッドライトをつけて道具を持ってもぐる体験を代表者数人が行いました。中に入る人だけでなく、外で待機する人が土砂を入れたそりを引き出すという協力体制についても伺いました。
午後は、水に濡れたり浸かったりしてしまった写真をきれいにする「写真洗浄」について説明を受けた後、ボランティアスタッフさんとの意見交換等を行い、各地の被災地支援の様子や、ボランティア活動に対する気持ちなどを聞かせていただき、有意義な一日となりました。
学園生の感想です。
「貴重な体験ができました。災害ボランティアの参加の方法、手続きなど分かりやすく説明を受け、理解できました。」
「現場で体験をし、現地に行かれた人のお話を聞き、他人事でなく、どんな支援ができるかを考える人にならなくてはと心をあらためました。人の傷の痛みが解る人になりたいなと思いました。」
「床下に潜って土砂撤去は体力的に無理だが、土砂を捨てるなど後方支援はできるかもしれない。写真洗浄や土のう作りは参加できそうだ。」
【今月の講義】
1月19日 災害ボランティア(事前学習)/社会福祉協議会とボランティアセンターについて
1月26日 県内の子ども食堂について/動物愛護とボランティア活動について
2月2日 災害ボランティア(現地学習・振り返り)
「土砂などの撤去と運搬」土のうづくり
「被災後の対応と清掃準備」畳上げ
「被災後の対応と清掃準備」室内の養生
「床下の土砂撤去とブラッシング」
ボランティアスタッフさんとの意見交換
ボランティアスタッフさんとの意見交換
ボランティアスタッフさんとの意見交換
振り返り発表
振り返り発表
振り返り発表
災害ボランティア(事前学習)
災害ボランティア(事前学習)
社会福祉協議会とボランティアセンター
子ども食堂について
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